概要
S2JMS-Serverは,S2JMS-Container を利用したアプリケーションを サーバプロセスとして起動するブートストラップで,実行可能Jarファイルとして提供されます.
コマンドライン
S2JMS-Serverを起動するには,コマンドラインで次のように指定します.
java -jar s2jms-server-x.y.z.jar [--classpath classpaths] [--dicon diconfile]
コマンドラインオプション
S2JMS-Serverを起動する際にコマンドラインオプションとして以下の指定を行うことができます.
--classpath classpaths-
追加のクラスパスを指定します.
classpathsはプラットフォームのパス区切り文字を使って複数のパスを指定することができます. 追加されたクラスパスはデフォルトクラスパスより前に設定されます.
指定されたパスがディレクトリの場合,そのディレクトリ直下にJarファイルが含まれていればそれらのJarファイルが全てクラスパスに追加されます. ディレクトリ直下にJarファイルが含まれていなければそのディレクトリがクラスパスに追加されます. 指定されたパスがファイルの場合はそのファイルがクラスパスに追加されます. --dicon diconfile-
ルートとなるdiconファイルを指定します.省略すると
app.diconになります.
実行環境
ディレクトリ構成
S2JMS-Serverで起動するアプリケーションのディレクトリ構成は次のようにします.
アプリケーションルート
+- classes
| +- アプリケーションの.classファイル及びリソースファイル
+- config
| +- diconファイル等のリソースファイル
+- lib
| +- s2-framework-x.y.z.jar
| +- s2-extension-x.y.z.jar
| +- s2-tiger-x.y.z.jar
| +- s2jca-x.y.z.jar
| +- s2jms-core-x.y.z.jar
| +- s2jms-container-x.y.z.jar
| +- s2jms-server-x.y.z.jar
| +- その他Seasar2およびアプリケーションの依存するJarファイル
+- ra
+- リソースアダプタのRarファイル
+- リソースアダプタが依存するJarファイル
この場合の起動コマンドは次のようになります
(Windowsで,configディレクトリまたはclassesディレクトリにapp.diconファイルがあり,
アプリケーションルートがカレントディレクトリの場合).
java -jar lib\s2jms-server-x.y.z.jar --classpath config;classes
