diconファイルの構成
概要
S2JMSを使用して非同期メッセージを送受信するには，
リソースアダプタおよびアウトバウンド／インバウンド通信の詳細を設定する必要があります．
これらの設定はjms.diconファイルに記述します．
アウトバウンド通信のみの場合
WebアプリケーションなどでS2JMS-Coreを使用してメッセージを送受信する場合は，アウトバウンド通信を使用します． jms.diconにリソースアダプタ情報 とアウトバウンド情報 を記述します．
インバウンド通信のみの場合
スタンドアロンアプリケーションでS2JMS-Containerを使用してメッセージを受信する場合は，インバウンド通信を使用します． jms.diconにリソースアダプタ情報 とインバウンド情報 を記述します．
インバウンド通信とアウトバウンド通信の場合
S2JMS-Container上のコンポーネントが受信したメッセージを処理すると共にメッセージの送信を行う場合は， インバウンド通信とアウトバウンド通信の両方を使用します． jms.diconにリソースアダプタ情報 とインバウンド情報 および， アウトバウンド情報 を記述します．
複数のコネクションを使う場合
一つのリソースアダプタ上で複数の接続 (コネクション) を使用する場合は， diconファイルを分割します． 各接続情報は個別のdiconファイルに記述し， それらをjms.diconがインクルードします． リソースアダプタ情報 も個別のdiconファイルに記述し，それを各接続情報を記述したdiconファイルがインクルードします．
インバウンド通信も同様です．
複数のリソースアダプタを使う場合
複数のリソースアダプタを使用する場合も， diconファイルを分割します． 各リソースアダプタ情報 は個別のdiconファイルに記述し，それを使用する接続情報を記述したdiconファイルがインクルードします．
インバウンド通信も同様です．